2017年10月28日 小児脳幹部グリオーマシンポジウム
小児脳幹部グリオーマという文字を、
一生目にせず生きる方の方が多いことと思います。
ご縁があって、
この記事に行きあたってくださった方は、
宜しければ少しお付き合いください。
私は20年間小児病院で看護師として働きました。
たくさんの出逢いとお別れがあり、
今はグリーフケアという分野に身をおいています。
こども達とお別れがあったと言うと、
「え、こどもも亡くなるの?」
「専門の病院でもそんなことあるんだね。」
などと私としては驚くようなコメントを頂戴することもあります。
(虐待防止のことでも反応は同じ・・)
多くの方は胸が切なくて、
敢えて知らない立場を取る方もいます。
日常ではいないと断言する方もいます。
しかし有史以来、
こどもが亡くならない時代はまだありません。
障害がなくなったこともありません。
人が大切な人をなくし、
その喪失と痛みの気持ちを持たなかったこともないのです。
医療と科学がどれだけ進歩しても、
人の生命は有限ということは当分は真実でしょう。
そして、
それは希望してでもないということも。
小児脳幹部グリオーマに関しては、
下記のリンク先をご参照ください。
小児脳幹部グリオーマは、
とても難しい病気のうちのひとつです。
難しいという表現も繊細さを必要としますね。
病気を抱え、生きること。
いのちの時間の儚さを感じること。
治療法があったらと切望すること。
その生命と存在の意味と問うこと、
自らのいのちの意味を問われること。
私も最初にお話を頂いたとき、
数人のこども達の顔が浮かび・・
また様々な想いの中を漂流しました。
どんなことをお伝えしたらいいかも、
とても悩みました。
そんなときにまたこんなことを教えて頂きました。
「あのこが本当は何て言ってるかな、
そうひとりで行き詰まるとき浅原さんと話したくなる。」
「あのこのこと伝えてください。
あのいのちがここからに繋がっていく。」
そう教えてくださったご家族とご兄弟からの言葉・・
ivyに繋がってくださった皆様から、
教えて頂いたことを伝えてきます。
そこでタイトルは、
「ここからのグリーフケア」としました。
時間がかなり短いので、
実は全ては伝えきれなくて・・
明日からのブログの中でエッセンスをお伝えします。
会場にいらした方は補足として、
当日聞けなかった方は学びのひとつとして。
も活用してください。
ここから繋がっていく御縁を紡いで頂ければと思います。
この御縁がまたグリーフをともに見つめていけるように。
ここからのグリーフケアに繋がっていきますように、
そんな願いを込めながら。
2017/10/28 | グリーフとの向き合い方, 繋ぐ・繋がる グリーフケア, セミナー, 御家族から教えて頂いたこと
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